ジョーの夢~新島襄と
徳富蘇峰、そして八重

初の小説単行本です。〝新島襄と徳富蘇峰、そして八重〟のサブタイトルがついています。
江戸時代末期、鎖国にもかかわらず国禁を犯してアメリカへ渡り、苦学の末に名門アーモスト大学を卒業。プロテスタントの信仰にも目覚めた新島襄の物語です。

新島は明治維新がなった母国に戻ってから、同志社大学設立のために命を賭して奔走しました。そして彼を終生の師と仰いだ超大物ジャーナリストの徳富蘇峰の二人を主人公に据えています。新島が掲げ、蘇峰がアシストした「良心を胸に自由、自治、自立の精神を日本人に植える」という果てなき夢を描きました。

作品としては、まだまだ「若書き」の部分が顔をだしていますが(とはいえ刊行時の私は52歳!)、小学生の頃から公言していた「小説家になる!」という夢がこの本でかないました。おまけに新島は母校の創設者であり、蘇峰は大先輩。両人とも敬愛おく能わざる人物です。二重三重に思い出の深い一冊です。

ジャンル: 小説
出版社: 講談社
刊行: 2012年11月28日