吉本興業の正体

6年の歳月をかけて取材した〝労作〟(自分でこんなことをいってちゃ世話がない)。
吉本興業の創業以来95年の歴史をひもとき、吉本という企業の特性、お笑い芸人の在り方、上方のお笑いの本質などをテーマに据えました。

大阪ローカルのお笑いプロダクションだった吉本が、戦前に一度、戦後の2000年代に再び全国制覇していく軌跡を描いています。そして、裏のテーマは私が生まれ育った「大阪」。吉本の発想や行動に大阪のユニークな風土を重ねております。

本作の執筆にあたっては、草思社のご厚意で同社のPR誌「草思」とその遺志をついだネット雑誌「ウエブ草思」にデッサンともいえるルポ&エッセイを連載。さらには本作に先行して芸人の本質について書いた『お笑い芸人就職読本』も出版しています。

本作ではそれらの内容を大幅に改訂、加筆しました。
毎月、何度も大阪に足を運び、東京にあっても手あたり次第にお笑いライブに行き、お笑いに関する膨大な資料を買いんだことは愉しい思い出になっています。

本作ではそれらの内容を大幅に改訂、加筆しました。とにかく手あたり次第にお笑いライブに行き、お笑いに関する膨大な資料を買いんだことも愉しい思い出になっています。

本作は、私が描いたノンフィクションとしては、現時点でいちばん分厚い作品でもあります。それもこれも、ひとえに私が生まれ育った「大阪とはなにか?」を追究したかったから。
大阪人にとって笑いは生活の一部、吉本興業は最も身近な企業なのです。

ジャンル: ノンフィクション
出版社: 草思社
刊行: 2007年4月16日/文庫版:2015年6月8日